全国城郭AI復元プロジェクト
戦国期、この国には四万を超える城が築かれた。
天守が今に残るのは、わずか十二。
残された石垣と堀跡、発掘調査報告書と古絵図を手がかりに、
失われた城の姿をAIで一城ずつ描き起こしています。
閲覧はすべて無料 / 会員登録不要 / 出典と推定確度をすべて明記
Why
全国の城跡を訪ねると、そこにあるのは草に覆われた土塁と、崩れかけた石垣、
そして色褪せた案内板の縄張図です。
縄張図は城の設計図であり、専門家にとっては雄弁な資料です。
しかし多くの人にとっては、等高線と記号の集まりでしかありません。
「ここに何が建っていたのか」が、どうしても像を結ばない。
そのために、日本の城の大半は「観光地にならない城」として忘れられていきます。
本プロジェクトは、その断絶を埋めるために立ち上げました。
石垣は残った。堀も残った。
── 本プロジェクトの出発点
ただ、そこに立っていたものだけが、記録から抜け落ちている。
Process
AIに「戦国時代の城」と入力すれば、それらしい絵は出てきます。
しかしそれは、その城ではありません。
本プロジェクトは、一城ごとに次の四段階を必ず踏みます。
発掘調査報告書、縄張図、江戸期の城絵図、古文書、地籍図、現地測量データ。まず「何が判っていて、何が判っていないか」を確定させます。
曲輪の配置、虎口の向き、堀と土塁の断面、切岸の高さを立体に起こします。この段階では絵ではなく、あくまで構造モデルです。
構造モデルと同時代の現存遺構を条件として与え、複数案を生成。石垣の積み方、屋根の形式、瓦か板葺きかまで年代に合わせて絞り込みます。
どこが遺構に基づき、どこが推定かを図に明記。参照した資料を全点掲載し、専門家からの指摘を受けて改訂した履歴も残します。
Features
山城、平山城、土の城。観光地化されず、案内板一枚しかない城を優先して取り上げます。有名な現存天守は、むしろ考証の物差しとして使います。
すべての復元図にA・B・Cの確度ラベルを付与。「これは想像です」と正直に書くことが、資料としての価値を守ると考えています。
参照した報告書・絵図・論文を各ページ末尾に列挙。読者が自分で検証し、必要なら反論できる状態にしておきます。
同じ視点・同じ画角で撮影した現地写真と、復元図を対で掲載。訪れたときに何を見ればいいのかが分かる構成にしています。
都道府県、築城年代、城主・勢力、縄張の型。「上杉の城を一覧する」「天正期の山城だけ見る」といった横断的な読み方ができます。
誤りの指摘は歓迎し、改訂履歴を公開したまま残します。完成品ではなく、更新され続ける図譜として運営していきます。
Reading
復元の裏側、考証で悩んだ点、現地で気づいたこと。図譜と併せて連載しています。
FAQ
いいえ。すべて推定復元図です。遺構と資料から確実に言えることを土台にしていますが、上部構造の細部は必ず推定を含みます。だからこそ全図に確度ラベルを付け、根拠資料を明記しています。学術的な断定資料としてではなく、「理解のための入口」としてご覧ください。
必要ありません。図譜も読みものも、すべて無料で公開しています。メールアドレスの登録は「新しい城が公開されたときに知りたい方」向けの任意のものです。
出典(本サイト名とURL、および該当ページの確度ラベル)を明記いただければ、教育・非営利目的での利用は歓迎します。商用利用、印刷物への大きな掲載、展示利用については個別にご相談ください。
できます。メール登録いただいた方に、定期的にリクエストを募集しています。発掘調査報告書が公開されている城、地元に縄張図が残っている城は着手しやすく、優先されやすい傾向があります。
ぜひお知らせください。各ページのフォームからご指摘いただけます。根拠資料をご提示いただいた場合は図を改訂し、改訂履歴と併せて謝辞を掲載します。訂正は隠さず残す方針です。
毎週水曜日に一城ずつ公開しています。加えて、月に二〜三本の読みものを掲載しています。
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